初心者でも失敗しない!シャフト選びの基本と5つの確認ポイント

ゴルフクラブの性能を大きく左右するのが「シャフト」です。
しかしビギナーにとっては「何を基準に選べばいいのかわからない」「素材や硬さの違いって大きいの?」と悩むことも多いでしょう。

実際には、自分のスイングに合ったシャフトを選ぶことで、飛距離や方向性が改善されやすくなります。
この記事では、シャフト選びで迷わないための基礎知識と、初心者が押さえるべき5つのポイントをわかりやすく紹介します。

フレックス(硬さ)の基準を理解する

シャフトの硬さは「フレックス(Flex)」と呼ばれ、「L」「A」「R」「S」「X」などの表記で区別されます。 これはスイングスピードに応じて最適な硬さを選ぶための指標です。

たとえば「R(レギュラー)」は一般的な男性ゴルファー向け、「S(スティッフ)」はヘッドスピードが速い人に合います。
硬すぎるとボールが右へ出やすく、逆に柔らかすぎると左に引っかけやすい傾向があるため、自分のスイングに合った硬さを選ぶことが安定したショットの第一歩です。

初心者は「R」や「A」から試してみて、自然なスイングができるかを確かめると良いでしょう。

重量によるスイングへの影響

シャフトの重さも重要な要素です。 重すぎると振り切るのが難しく疲れやすくなり、軽すぎるとスイングが安定しにくくなります。

目安としては、男性は80?100g前後、女性は40?50g程度が一般的です。
ただし、軽すぎるとスイングテンポが崩れてミスが増えることもあるため、試打で確認することが大切です。

自分の体力やリズムに合った「振り抜きやすい重さ」を選ぶことがポイントといえます。

調子(キックポイント)の違いを知る

「キックポイント」とは、シャフトが最もしなりやすい部分を示します。 代表的なのは「先調子」「中調子」「元調子」の3タイプです。

先調子は先端がしなるためボールが上がりやすく、飛距離を出したい人に向いています。
中調子はクセが少なく、幅広いプレーヤーに対応できるバランス型です。
元調子は弾道が低くなりやすく、コントロールを重視する中級者以上に好まれます。

ボールが思うように上がらない初心者は、先調子を選ぶと感覚をつかみやすいでしょう。

素材の違いを押さえよう:カーボンとスチール

シャフト素材には大きく分けて「カーボン」と「スチール」があります。

カーボンは軽く柔らかいので飛距離を伸ばしやすく、体への負担も少ないためビギナーや非力な人に向いています。
一方、スチールは重く剛性があるため、方向性や安定感を求める中級者以上に人気があります。

初心者はまずカーボンから始め、慣れてきたらスチールも試してみると良いでしょう。
どちらが合うかは実際に試打して確認するのが一番確実です。

スイングタイプ別の選び方のコツ

プレーヤーのスイングタイプによっても、最適なシャフトは変わります。

速いスイングをする人には硬めでしなりが少ないシャフトが適し、ゆったりしたスイングの人には柔らかめでしなりやすいものが向いています。
また、ダウンスイングで力強く振り下ろすタイプは中調子や元調子が合いやすく、手元をゆったり使う人には先調子が扱いやすい傾向にあります。

自分のスイングを動画で確認したり、ショップで計測を受けることで、より精度の高い選択が可能になります。
流行や価格だけで選ばず、自分にフィットするシャフトを選ぶことが上達への近道です。

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